歪みやズレを無くす方法？

歪みやズレをなくすには？

　これまでのブログにて歪みやズレの正体は関節の可動域が減ってしまったり増えすぎたりする事だとお伝えしました。

　この「歪みやズレ」を無くす事は出来るのか？

　答えは「出来ません！」

　なぜなら私共が定義する「歪みやズレ」は生活する上で必要不可欠な役割を持った「クッション」のようなものだからです。この「クッション」の役割がなければストレスは即座に身体を蝕み怪我や病気に直結してしまうとからです。

　しかし、「ズレや歪み」を放置し続ければやはり怪我や病気の原因になってしまうこともあります。

　理想はこの「ズレや歪み」を慢性化させずかつスピーディーに解消させることなんです。

　ではどの様な方法でスピーディーにズレや歪みを解消させるか今回のブログで紹介します

①姿勢を良くすること

　ズレや歪みを引き起こす一番の原因は偏った姿勢を慢性的に長時間している事です。

　良い姿勢の基準を知らずに偏った姿勢ばかりしていると関節を構成する筋肉・靭帯・関節包・軟骨などに負担がかかり続けてしまい、結果として偏った動きしか出来なくなってしまいます。

　小学生でさえ良い姿勢をさせようとすると「痛くてできない～」と言うこともあるのです。

　ちなみに良い姿勢とは左右の坐骨に均等に体重が乗ったうえで、やや恥骨側に体重が掛かっている状態です。私共は骨盤を立てる姿勢と言っています。

立ち姿勢でも左右の脚、前後左右に均等に重心が乗っているのが望ましいですね。

姿勢を良くするには骨盤を立てる事を意識する

　骨盤を上手に立てる事が出来ない人がいます。それは股関節に生まれつき問題がある人か、もしくは長期間の偏った姿勢のせいで股関節そのものに可動制限という状態が起こってしまっている人や老化や病気が原因で背骨が変形してしまっている人です。

　最近はテレビやネットの情報を誤認してしまい良い姿勢を反り腰＝悪い姿勢と勘違いし、あえて猫背を意識して作っている方も多く見受けられますので注意が必要ですね。

　生まれつきの問題でも施術によって改善出来るケースがあるのであきらめないでくださいね。

　私共の施術院では生まれつき股関節のはまりが浅い為に脚を動かす度に音がしてしまうような方でも適切な施術と指導を行う事で劇的な改善を促した経験があります。

　また、上記の原因とは別の問題、長期間の偏った姿勢をしていたせいで股関節に可動制限が出てしまっている方は股関節に柔軟性を持たせるために筋膜リリースを活用したストレッチ運動が有効です。しかし股関節は多軸関節と呼ばれる複雑な動きをする関節なので素人判断では一体どの角度の動きに問題があるか判別することが難しいので私共を頼ってください

　問題を丁寧に一つづつ解決しながら反復して良い姿勢を取る努力をすれば徐々に良い姿勢で生活することが身についていきます。