歪みとズレの正体‼
巷で良く聞くワードの「歪み」や「ズレ」皆さんのイメージだと「足の長さが左右で違う」とか「肩の高さが左右で違う」とか「骨盤がなんとなく歪んでいる気がする」こんな感じですね。
もちろん身体の歪みの指標としては有益な情報だったりもしますが身体の中で何が起こっているか?はわかりかねますよね。ちょうど熱があって身体がだるいけど何かの病気かそれとも単なる疲れなのか否か判断に困るといった感じでしょうか。
私共は身体の不具合や異常を聞き取りした後にカイロプラクティック的にどの様な事が身体の中に起こっているか判別をします。医学的に判別した後にカイロプラクティック的にどう考えどう施術するのか?ここが一番のブラックボックス化している所ではないでしょうか?
病院や一般の治療院とのちがい
病院や一般的な治療院では肩に問題があれば肩の鎮痛や施術をします。その為の指標はレントゲンなどの画像診断が基準になっています。(もちろんそれ以外の考察もされています)また、腰に問題があれば同様の診断に基づいて腰の鎮痛や施術が行われます。
しかし私共はレントゲンなどの画像を撮ることも診断する事も許されていません。
なので全く違う方法で不具合を起こしている原因を見つけます。
幸いズレや歪みは画像診断が無くても判別可能なのです。わざわざ立体の物を2Dに落とし込むより実際に痛みをやコリが酷くなる動きを再現して頂き、痛みや動きに関連する関節がどの様な負担を強いられているかを判別するのです。そうしたほうが合理的なのです。
そしてこの判別方法の精度を上げることが施術成果を上げる事に直結します。ここが実はブラックボックス化している所で且つ他の施術との大きな違いではないでしょうか。
精度を上げるためには解剖学や運動生理学・神経鑑別診断・病理学・栄養学など様々な知識を熟知した上で複数の機能鑑別のテストなどを用い判断するのですが検者の感受性も大いに影響されます。感覚を研ぎ澄まさなければならないのです。
例えば首が痛い場合「首の筋肉や神経、血行」に問題が起きていると考えられるのが一般的な施術や加療なのですが、我々はそこに対して鎮痛だけ行うのではなくその状態を引き起こしている要因は何か?と考え要因を取り除く事に焦点を合わせ施術するのです。(もちろん重篤な病気が潜んでいる場合もありますのでそこは間違わないように細心の注意を払っています)
それらを踏まえた上で「骨盤の角度がおかしかったり」単純に「腕の筋肉の疲労」だったり、はたまた「かみしめ癖や歯ぎしり」などの口腔内の問題や、時に「水分不足」や「栄養の問題」、「趣味のスポーツ」だったりと原因は非常に多岐にわたるので、その原因となりうる要因を丁寧に探り出して根本の問題を解消する事に努めているのです。
サブラクセイションはズレや歪みだけではありません
私達カイロプラクターは関節がズレや歪みの状態を起こしている事をサブラクセイションと呼びます。これは関節の動きが正常ではない状態を指します。日本語訳ですと亜脱臼とされていますがカイロプラクティック的にはちょっと違う解釈をしています。
ではカイロプラクターが定義するサブラクセイションとは?
それは関節の可動域の減少や固着をズレや歪み=サブラクセイションと捉え施術を行っている事が多いです。
しかし私たちが施術する上で大切なもう一つの障害があるのです。それは関節の「ゆるみ」なんです。
「ゆるみ」とは関節の可動性亢進のこと
多くのカイロプラクターは「可動性減少」を改善する事がカイロプラクティック施術と誤認されていますが、実は可動性減少だけがズレではなく可動性亢進のケースもあり、痛みや不具合感=ズレ・歪みと誤認し可動性亢進の関節に動きを増やす為の施術を行い更に痛くなってしまう事もあるのです。
この「可動性亢進」は産後に起こる事が多く恥骨や骨盤を中心とした痛みはこの可動性亢進が原因の事が多いです。なので私共は専門の女性専用の施術院を産科に隣接した場所にオープンし、可動性亢進に特化した施術を行っています。
経産婦や臨月の方の痛みは不動関節のアンバランスつまりズレや歪みの正体は「関節の可動性減少」と「関節の可動性亢進」なのです
これを知らずして産前産後専門と標ぼうされている施術院が多いのですがその様なところに行っても効果は体感出来ないです。
まとめ 歪みとズレの正体は「関節の可動域の減少や亢進」の事なのです
ではなぜ可動性は減少したり亢進したりするのか?
その謎に迫りたいと思います。次回のブログを楽しみにして下さい。
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