長引く腰痛に悩まされ、「もしかしてマットレスが原因かも?」とお考えではありませんか?毎日使うマットレスは、あなたの腰の健康に深く関わっています。しかし、数多くのマットレスの中から、本当に腰痛改善に役立つ一枚を選ぶのは難しいと感じる方も多いでしょう。
このページでは、カイロプラクターの視点から、腰痛改善のためのマットレス選びの極意を詳しく解説します。なぜマットレス選びが腰痛改善に不可欠なのか、どのようなマットレスが腰に負担をかけるのか、そして理想的な寝姿勢を保つための体圧分散、硬さ、反発力、素材の選び方まで、専門的な知識に基づいて分かりやすくご紹介いたします。
この記事を読み終える頃には、あなたにぴったりのマットレスを見つけるための具体的なヒントが得られ、今日から快適な睡眠と腰痛のない毎日への第一歩を踏み出せるはずです。腰への負担を最小限に抑え、質の高い睡眠を手に入れるために、ぜひ最後までお読みください。
1. 腰痛とマットレスの深い関係 カイロプラクターが解説

私たちは人生の約三分の一を睡眠に費やしていると言われています。この長い時間を過ごす寝具、特にマットレスが、腰痛の発生や改善に深く関わっていることをご存じでしょうか。日中の活動や姿勢だけでなく、睡眠中の姿勢こそが、腰への負担を大きく左右する重要な要素です。カイロプラクターの視点から、腰痛とマットレスの切っても切れない関係について詳しく解説いたします。
1.1 なぜマットレス選びが腰痛改善に重要なのか
腰痛の原因は多岐にわたりますが、睡眠環境がその一因となっているケースは少なくありません。睡眠中は、日中に重力や活動によってかかった身体への負担を軽減し、心身を休ませる大切な時間です。この休息の時間に、身体を適切に支え、自然な寝姿勢を保てるマットレスを使用することは、腰痛の改善において極めて重要になります。
適切なマットレスは、身体の曲線に沿って体圧を均等に分散し、脊柱の自然なS字カーブを維持する役割を担います。これにより、腰部の筋肉や椎間板への負担が軽減され、リラックスした状態で睡眠をとることができます。逆に、マットレスが身体に合っていないと、睡眠中に不自然な姿勢が続き、腰に余計な負担がかかり続けることになります。これは、腰痛の悪化や新たな痛みの原因となる可能性が高いのです。
1.2 悪いマットレスが引き起こす腰への負担
「悪いマットレス」とは、必ずしも古くなったマットレスだけを指すわけではありません。たとえ新品であっても、ご自身の体格や寝姿勢に合わないマットレスは、腰に悪影響を及ぼすことがあります。ここでは、代表的な「悪いマットレス」が腰にどのような負担をかけるのかを説明します。
| マットレスの種類 | 腰への影響 | 引き起こされる問題 |
|---|---|---|
| 柔らかすぎるマットレス | 身体、特に腰部が過度に沈み込み、脊柱が不自然な「くの字」になってしまいます。 | 脊柱の自然なS字カーブが崩れ、腰部の筋肉や椎間板に過度な負担がかかります。この状態では、筋肉が常に緊張し、血行不良や疲労物質の蓄積を招きやすくなります。また、寝返りが打ちにくくなることで、同じ部位に負担がかかり続け、朝起きた時の腰の痛みの原因となることがあります。 |
| 硬すぎるマットレス | 体の凸部(肩甲骨や臀部など)に圧力が集中し、腰部に隙間ができてサポートが不足します。 | 特定の部位に圧力が集中することで、血行が悪くなり、しびれや痛みを引き起こすことがあります。腰部が浮いた状態になるため、腰の筋肉がリラックスできず、緊張したままになります。これにより、脊柱の配列が乱れ、腰痛を悪化させるだけでなく、寝返りの妨げにもなり、質の良い睡眠を阻害する原因となります。 |
これらの不適切なマットレスは、睡眠中に腰部の筋肉や靭帯に持続的なストレスを与え、椎間板への不均一な圧力を生じさせます。結果として、朝起きた時に腰が痛い、体がだるいといった症状につながり、日中の腰痛も悪化させてしまう可能性があるのです。カイロプラクターとして、私たちはこのような睡眠環境が、身体のバランスや神経機能に与える影響を重要視しています。
2. カイロプラクターが教える腰痛マットレス選びの基本
腰痛改善のためのマットレス選びは、単に「硬い」「柔らかい」といった感覚だけで決めるべきではありません。ここでは、カイロプラクターの視点から、腰痛に悩む方が本当に知っておくべきマットレス選びの基本を、科学的根拠に基づき詳しく解説いたします。ご自身の体と腰痛のタイプに合ったマットレスを見つけるための重要なポイントを理解し、より快適な睡眠と腰痛からの解放を目指しましょう。
2.1 体圧分散の重要性 腰への負担を軽減するポイント
マットレス選びにおいて最も重要な要素の一つが「体圧分散性」です。人間が横になったとき、体の重みは一様にかかるわけではありません。特に肩甲骨、お尻、かかとといった突出した部分には大きな圧力が集中しやすく、これが血行不良や筋肉の緊張、しびれ、そして腰痛の悪化につながることがあります。
理想的な体圧分散とは、マットレスが体の凹凸に合わせて適切に沈み込み、全身の圧力を均等に支える状態を指します。これにより、特定の部位に負担が集中するのを防ぎ、脊柱(背骨)が自然なS字カーブを保てるようサポートします。特に腰部への負担軽減は、体圧分散が適切に行われることで大きく改善される可能性があります。優れた体圧分散性のマットレスは、寝ている間の腰への負担を最小限に抑え、快適な睡眠環境を提供してくれるでしょう。
2.2 理想の寝姿勢を保つマットレスの硬さとは

理想的な寝姿勢とは、立った時の自然なS字カーブ(脊柱の生理的湾曲)を横になった状態でも保てる姿勢のことです。このS字カーブが崩れると、腰椎(腰の骨)や周囲の筋肉に過度な負担がかかり、腰痛の原因や悪化につながります。
マットレスの硬さは、この理想の寝姿勢を保つ上で非常に重要な要素です。
- 硬すぎるマットレス:体がマットレスにフィットせず、腰とマットレスの間に隙間ができてしまいます。これにより、腰部が宙に浮いた状態となり、腰椎への負担が増加し、体圧が分散されにくくなります。
- 柔らかすぎるマットレス:体が深く沈み込みすぎてしまい、腰が「くの字」に折れ曲がったような不自然な姿勢になります。これは脊柱のS字カーブを大きく崩し、腰部の筋肉や靭帯に過度なストレッチや圧迫を引き起こし、腰痛を悪化させる可能性があります。また、寝返りが打ちにくくなることもあります。
適切な硬さのマットレスは、体型や体重に合わせて適度に沈み込み、それでいて体をしっかりと支え、脊柱の自然なS字カーブを維持できるものです。ご自身の体格に合った硬さを見つけることが、腰痛改善への第一歩となります。
2.3 寝返りをサポートするマットレスの反発力
睡眠中の「寝返り」は、体の健康を維持するために欠かせない生理的な動きです。一晩に20回以上打つとも言われる寝返りには、主に次のような重要な役割があります。
- 体圧の分散:長時間同じ姿勢でいることによる特定の部位への圧力集中を防ぎ、血行不良や筋肉の凝りを予防します。
- 血行促進:体の向きを変えることで全身の血流を促し、疲労物質の排出を助けます。
- 体温調節:寝具内の熱や湿気を放散させ、快適な睡眠環境を保ちます。
- 筋肉の緊張緩和:同じ筋肉が緊張し続けるのを防ぎ、リラックスした状態を保ちます。
マットレスの「反発力」は、この寝返りのしやすさに大きく影響します。適切な反発力を持つマットレスは、体が沈み込みすぎず、スムーズに体位変換ができるようサポートします。反発力が不足しているマットレスでは、体がマットレスに沈み込みすぎてしまい、寝返りを打つ際に大きな力が必要となり、無意識のうちに睡眠の質を低下させ、結果として腰への負担を増大させる可能性があります。適度な反発力は、腰痛持ちの方にとって、快適な睡眠と腰痛の軽減に直結する重要な要素と言えるでしょう。
2.4 マットレスの素材別特徴と腰痛への影響
マットレスには様々な素材が使われており、それぞれに異なる特徴と腰痛への影響があります。ご自身の体質や好みに合わせて、最適な素材を選ぶことが大切です。
2.4.1 高反発ウレタンマットレス
高反発ウレタンマットレスは、高い反発力と優れた体圧分散性が特徴です。体が深く沈み込むことなく、しっかりと下から押し返す力で体を支えます。これにより、寝返りが打ちやすく、腰が沈み込みすぎるのを防ぎます。
高反発ウレタンは、腰椎の自然なS字カーブを保ちやすく、腰への負担を軽減する効果が期待できます。特に、柔らかすぎるマットレスで腰が沈んでしまうことに悩んでいる方や、寝返りが打ちにくいと感じている方におすすめです。ただし、通気性が素材によっては劣る場合があるため、湿気がこもりやすい環境では注意が必要です。
2.4.2 ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスは、一つ一つのコイルが独立した袋(ポケット)に包まれているのが特徴です。この独立したコイルが、体の凹凸に合わせてそれぞれ沈み込み、非常に優れた体圧分散性を発揮します。また、隣のコイルに振動が伝わりにくいため、二人で寝る場合でも相手の寝返りが気になりにくいというメリットがあります。
腰痛への影響としては、体のラインに沿ってきめ細かく体を支えることで、腰への局所的な圧力を軽減し、理想的な寝姿勢を保ちやすい点が挙げられます。ただし、コイルの数や配置、硬さによって寝心地は大きく異なるため、実際に試して選ぶことが重要です。
2.4.3 ラテックスマットレス
ラテックスマットレスは、ゴムの木から採取される樹液を原料とした天然素材、または合成ラテックスから作られます。優れた弾力性と体圧分散性、そして高い耐久性が特徴です。柔らかすぎず硬すぎない独特の弾力で、体を優しく包み込みながらもしっかりと支えます。
腰痛への影響としては、体の曲線に合わせてフィットし、点でなく面で体を支えることで、腰への負担を効果的に分散します。また、抗菌・防ダニ性に優れているため、衛生面を重視する方にも適しています。ただし、天然ラテックスはゴムアレルギーの方には不向きな場合があり、製品によっては重量があることや、価格が高めである点も考慮する必要があります。
| 素材の種類 | 主な特徴 | 腰痛へのメリット | 考慮すべき点 |
|---|---|---|---|
| 高反発ウレタンマットレス | 高い反発力で体をしっかり支える。優れた体圧分散性。 | 腰が沈み込みすぎず、寝返りが打ちやすい。腰椎の自然なS字カーブを保ちやすい。 | 素材の密度により品質差がある。通気性が劣る場合がある。 |
| ポケットコイルマットレス | 独立したコイルが体の凹凸にフィット。優れた体圧分散性。 | 体のラインに沿ってきめ細かく支え、腰への局所的な圧力を軽減。 | 重量があり移動が大変。コイルの品質や配置で寝心地が異なる。 |
| ラテックスマットレス | 独特の弾力性と体圧分散性。抗菌・防ダニ性。 | 体を優しく包み込みながらも、点でなく面で体を支え、腰への負担を分散。 | ゴムアレルギーの方には不向きな場合がある。重量があり、価格が高め。 |
3. カイロプラクターが厳選 腰痛におすすめのマットレスタイプ
この章では、前章で解説したマットレス選びの基本を踏まえ、腰痛改善に特に効果が期待できるマットレスタイプを、カイロプラクターの視点から厳選してご紹介します。ご自身の体型や寝姿勢、好みに合わせて最適なマットレスを見つける手助けになれば幸いです。
3.1 【高反発】腰痛に悩む方へのおすすめマットレス
高反発マットレスは、その名の通り高い反発力で身体をしっかりと押し上げ、沈み込みを防ぐ特徴を持っています。特に腰痛に悩む方にとって、柔らかすぎるマットレスで腰が深く沈んでしまう状態は、寝姿勢を崩し、腰への負担を増大させる原因となります。
高反発マットレスは、適度な硬さで全身を均一に支え、背骨の自然なS字カーブを保ちやすくします。これにより、腰部への集中した圧力を分散し、寝ている間の腰への負担を軽減する効果が期待できます。また、反発力が高いことで寝返りも打ちやすくなり、同じ姿勢で長時間いることによる血行不良や筋肉の硬直を防ぐことにもつながります。
主に高反発ウレタンフォームが素材として使われることが多く、体圧分散性に優れながらも、適度な硬さで身体をサポートします。しかし、製品によっては通気性が劣るものもありますので、その点は注意して選ぶようにしてください。
3.2 【ポケットコイル】体圧分散に優れたマットレス
ポケットコイルマットレスは、一つ一つのコイルが独立した袋(ポケット)に包まれている構造が特徴です。この独立したコイルが、身体の凹凸に合わせて個々に沈み込み、点で身体を支えることで、非常に優れた体圧分散性を実現します。
腰痛対策としては、身体の重い部分(お尻や肩など)だけが深く沈み込むことなく、全身を均等に支えることができるため、背骨の自然なカーブを理想的に保ちやすいという大きなメリットがあります。特に、横向きで寝る方や、体型に凹凸が多い方には、身体のラインにフィットしやすいポケットコイルマットレスがおすすめです。また、コイルが独立しているため、隣で寝ている人の寝返りによる振動が伝わりにくく、快適な睡眠環境を保ちやすいという利点もあります。
ポケットコイルマットレスを選ぶ際は、コイルの数や配列、線径(コイルの太さ)によって寝心地が大きく変わるため、実際に寝てみてご自身の身体に合うものを選ぶことが重要です。硬すぎず柔らかすぎず、身体が適切に支えられる感覚のマットレスを選びましょう。
3.3 【ラテックス】自然素材で快適な寝心地のマットレス
ラテックスマットレスは、ゴムの木の樹液から作られる天然素材を主成分とするマットレスです。その最大の特徴は、非常に高い弾力性と復元力、そして優れた体圧分散性です。
身体の曲線に沿って柔軟にフィットしながらも、しっかりと身体を支え上げる独特の感触が、ラテックスマットレスの魅力です。これにより、腰への負担を効果的に軽減し、理想的な寝姿勢をサポートします。また、高反発ウレタンと比べて、よりしっとりとした弾力性があり、包み込まれるような寝心地を好む方にも適しています。
さらに、ラテックスは通気性が良く、抗菌性や防ダニ性にも優れているため、衛生面を重視する方やアレルギーが気になる方にも選ばれています。耐久性も高く、長期間にわたって快適な寝心地を維持しやすい点もメリットです。ただし、天然素材のため、ゴムアレルギーを持つ方は注意が必要です。自然素材の優しい寝心地と、確かな体圧分散効果を求める方には、ラテックスマットレスが優れた選択肢となるでしょう。
4. マットレス以外でできる腰痛対策 カイロプラクティックの視点
腰痛改善には、適切なマットレス選びが非常に重要ですが、それだけでは十分ではありません。日常生活における習慣や体の使い方、そして専門家によるケアも、腰痛対策には欠かせない要素です。ここでは、カイロプラクティックの視点から、マットレス以外でできる腰痛対策について詳しく解説いたします。
4.1 正しい寝姿勢を保つための工夫
一日の約3分の1を占める睡眠時間は、身体の回復にとって非常に大切な時間です。この時間を有効に活用し、腰への負担を最小限に抑えるためには、マットレスだけでなく、寝姿勢全体をサポートする環境を整えることが重要になります。
4.1.1 枕の選び方と使い方
枕は、頭から首、そして背骨へと続く自然なS字カーブを保つために重要な役割を担っています。高さが合わない枕は、首や肩だけでなく、結果的に腰にも負担をかけることがあります。
- 仰向けで寝る場合: 首のカーブを自然に支え、頭が沈み込みすぎない、または高すぎないものを選びましょう。理想的には、頭と首がマットレスと一直線になるような高さが望ましいです。
- 横向きで寝る場合: 肩幅の高さに合わせ、頭と首がまっすぐになるように支える枕を選びましょう。肩と首の間に隙間ができないように、しっかりとフィットするものがおすすめです。
素材も、ウレタン、そば殻、フェザーなど様々ですが、ご自身の体型や寝心地の好みに合わせて、適切なものを選ぶことが大切です。可能であれば、実際に試して選ぶことをお勧めいたします。
4.1.2 寝返りを打ちやすい環境作り

寝返りは、一箇所に集中する体圧を分散させ、血行を促進し、身体の歪みを調整する大切な生理現象です。寝返りを妨げるような環境は、腰痛を悪化させる原因となることがあります。
- 寝具の重さ: 重すぎる掛け布団は、寝返りを打ちにくくさせることがあります。軽くて保温性の高い掛け布団を選ぶことで、スムーズな寝返りをサポートできます。
- 寝室の温度と湿度: 快適な室温と湿度は、深い睡眠を促し、身体の緊張を和らげます。寝苦しい環境では、身体がこわばり、寝返りも減ってしまうことがあります。
- スペースの確保: 寝返りを打つには、ある程度のスペースが必要です。狭い寝具や、壁に近すぎる位置で寝ていると、無意識に寝返りを制限してしまうことがあります。
これらの要素を見直すことで、身体が自然に動ける、より良い睡眠環境を整えることができます。
4.1.3 寝る前の準備とルーティン

就寝前の過ごし方も、腰痛対策には影響します。リラックスした状態で眠りにつくことは、身体の緊張を解き、腰への負担を軽減する助けとなります。
- 軽いストレッチ: 寝る前に、今回ご紹介するような簡単なストレッチを行うことで、日中の緊張を和らげ、身体をリラックスさせることができます。
- 入浴: 温かいお風呂にゆっくり浸かることで、血行が促進され、筋肉の緊張がほぐれます。ただし、熱すぎるお湯は交感神経を刺激し、眠りを妨げることがあるため注意が必要です。
- デジタルデバイスの使用を控える: スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンの分泌を抑制し、寝つきを悪くすることがあります。就寝の1時間前には使用を控えることをお勧めいたします。
これらの習慣を取り入れることで、質の高い睡眠を促し、腰痛の緩和に繋げることができます。
4.2 日常でできる簡単な腰痛予防ストレッチ
日々の生活の中で固まりがちな筋肉をほぐし、柔軟性を保つことは、腰痛予防の基本です。カイロプラクティックの視点から、特に腰に負担をかけやすい部位にアプローチする、簡単なストレッチをご紹介します。無理のない範囲で、毎日継続して行うことが大切です。
| ストレッチ名 | 目的 | 方法 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 膝抱えストレッチ | 腰部と臀部の筋肉を緩める | 仰向けに寝て、片膝を両手で抱え胸に引き寄せます。反対の足は伸ばしたままか、軽く膝を立てます。20秒程度キープし、ゆっくり戻します。左右交互に行います。 | 腰を反らさないように、お腹を軽く引き締めながら行います。痛みを感じたらすぐに中止してください。 |
| キャット&カウ | 背骨の柔軟性を高め、骨盤の動きを改善する | 四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、おへそを覗き込むようにします(キャット)。次に、息を吸いながら背中を反らせ、天井を見上げるようにします(カウ)。これをゆっくりと数回繰り返します。 | 肩と手首、股関節と膝がそれぞれ一直線になるように意識します。首を痛めないよう、無理な角度で反らさないようにしましょう。 |
| 股関節回しストレッチ | 股関節の可動域を広げ、腰への負担を軽減する | 仰向けに寝て、片膝を立てます。その膝を外側に倒し、股関節からゆっくりと円を描くように回します。内回し、外回しをそれぞれ数回行います。左右交互に行います。 | 股関節に痛みがある場合は無理をせず、動かせる範囲で行います。腰が床から浮きすぎないように注意しましょう。 |
| お尻のストレッチ(梨状筋ストレッチ) | 坐骨神経痛の原因にもなるお尻の深層筋を緩める | 椅子に座り、片方の足首をもう片方の膝に乗せます。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと上半身を前に倒していきます。お尻の筋肉が伸びているのを感じる位置で20秒程度キープします。左右交互に行います。 | 背中を丸めず、股関節から折り曲げるように意識します。無理に伸ばしすぎないようにしましょう。 |
これらのストレッチは、筋肉の緊張を和らげ、血行を促進し、関節の可動域を広げる効果が期待できます。毎日少しずつでも続けることで、腰痛の予防や改善に繋がります。ただし、痛みがある場合は無理に行わず、専門家にご相談ください。
ストレッチを行う際は、深呼吸を意識し、筋肉が伸びていることを感じながらゆっくりと行いましょう。反動をつけず、じんわりと伸ばすことが大切です。また、食後すぐや飲酒後のストレッチは避け、身体が温まっている入浴後などに行うと、より効果的です。
4.3 カイロプラクティック施術とマットレスの相乗効果
カイロプラクティックは、背骨や骨盤の歪みを調整し、神経機能の正常化を図ることで、身体が本来持つ自然治癒力を高めることを目的としています。この施術と、日々の睡眠を支える適切なマットレスが組み合わさることで、腰痛改善と再発防止において非常に大きな相乗効果を発揮します。
4.3.1 カイロプラクティック施術の役割

カイロプラクティックの施術では、まず身体全体のバランスと姿勢を評価します。そして、腰痛の原因となっている背骨や骨盤のズレ、関節の動きの制限、筋肉のアンバランスなどを特定し、手技によって調整を行います。これにより、神経への圧迫が軽減され、筋肉の緊張が和らぎ、身体の機能が正常な状態へと導かれます。
施術によって、一時的に腰の痛みが軽減されたり、動きやすくなったりすることはよくあります。しかし、その効果を持続させ、根本的な改善へと繋げるためには、施術後の日常生活でのケアが非常に重要になります。
4.3.2 施術後の効果維持とマットレスの重要性
カイロプラクティックの施術で整えられた身体は、非常にデリケートな状態です。この良い状態を維持するためには、日中の姿勢や動作だけでなく、一日の約3分の1を占める睡眠中の姿勢が極めて重要になります。
ここで、適切なマットレスの役割が浮上します。施術によって整えられた背骨のカーブや骨盤の位置は、睡眠中にマットレスによって適切に支えられることで、その状態が保たれやすくなります。逆に、身体に合わないマットレスでは、せっかく整えた身体が睡眠中に再び歪んでしまったり、筋肉に余計な負担がかかったりする可能性があります。
適切なマットレスは、施術後の身体を優しく支え、筋肉の緊張を解き、回復を促す土台となります。体圧分散性に優れ、理想的な寝姿勢を保てるマットレスは、施術で得られた効果を最大限に引き出し、腰痛の再発を防ぐ上で欠かせない存在と言えるでしょう。
4.3.3 施術とマットレスの組み合わせがもたらす相乗効果
カイロプラクティックの施術で身体の歪みを整え、その上でご自身の身体に合ったマットレスを使用することで、以下のような相乗効果が期待できます。
- より早い回復: 施術で整った身体が、睡眠中にしっかりと休まることで、身体の回復力が向上し、腰痛の改善が早まります。
- 効果の持続性向上: 適切なマットレスが理想的な寝姿勢を保つため、施術で得られた良い状態が長続きしやすくなります。
- 腰痛の再発防止: 日中の姿勢改善と、睡眠中の身体への負担軽減が両立することで、腰痛が再発しにくい身体づくりに繋がります。
- 睡眠の質の向上: 身体が快適に休まることで、深い睡眠が得られ、心身ともにリフレッシュできます。
カイロプラクティックは、身体の構造と機能の専門家として、皆様の腰痛改善をサポートいたします。そして、その効果を最大限に引き出すためにも、ご自身の身体に最適なマットレスを選び、日々の生活習慣を見直すことが、腰痛のない快適な毎日を送るための鍵となります。
5. まとめ
腰痛の改善において、日々の睡眠を支えるマットレス選びは、カイロプラクターの視点からも非常に重要な要素であるとご理解いただけたでしょうか。一日の約3分の1を占める睡眠時間は、体を休め、自然治癒力を高める大切な時間です。この時間を質の良いものにすることで、腰への負担を軽減し、腰痛の根本的な改善へとつながります。
ご自身の体型や体重、そして寝姿勢に合ったマットレスを選ぶことが何よりも大切です。体圧分散性に優れ、理想的な寝姿勢を保ち、スムーズな寝返りをサポートするマットレスこそが、腰痛に悩む方にとって最良の選択となります。高反発ウレタン、ポケットコイル、ラテックスなど、それぞれの素材には特徴がありますので、ご自身の体に合うものを見つけてください。
また、マットレス選びだけでなく、正しい寝姿勢を意識したり、日常的に簡単なストレッチを取り入れたりすることも、腰痛予防には欠かせません。そして、体の歪みを整えるカイロプラクティック施術は、マットレスによる効果を最大限に引き出し、腰痛改善の相乗効果をもたらします。
ご自身の腰痛の原因や状態は一人ひとり異なります。もし、どのマットレスを選べば良いか迷われる場合や、ご自身の腰痛についてさらに詳しく知りたい場合は、専門家であるカイロプラクターにご相談ください。何かお困りごとがございましたら、当院へお問い合わせください。


















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